スローシャッターで撮影する
by admin
スローシャッターで撮影するとはどういう写真が撮れるのでしょうか。通常の設定で撮影すると、肉眼で見たままの写真が撮れます。しかし、スローシャッターで撮ると、肉眼で見ている情景とは違う情景が映し出されるのが特徴です。
スローシャッターとは、シャッタースピードが遅いことです。遅ければ遅いほど、動き続けている状態を記録することができます。例えば滝の写真をスローシャッターで撮影すると、水の流れが白い糸のように見えます。肉眼や通常の設定では見ることができない不思議な世界を感じ取ることができる手法です。
スローシャッター撮影向けの設定は、まず撮影モードは絞り優先モード、シャッタースピード優先モードを使用します。一般的には、シャッタースピード優先モードを使用する人が多いかもしれませんが、絞り優先モードでもスピードのコントロールは可能です。
次にISO感度の設定ですが、スローシャッターの場合、低く設定します。一般的には、光を取り込むことが必要な室内での撮影には高く設定するのですが、スローシャッターの場合は低く設定して、画質もよくなるので、より繊細な写真を撮ることができます。
基本的には三脚を使用して、撮影することが多いですので、手ぶれ補正はきっておきます。なぜなら三脚を使用して撮影しているのに、誤作動を起こして予期せぬブレが生じることがあります。
撮影の際に三脚は必須です。スローシャッター撮影はわずかなブレでも、できあがりの繊細さが失われます。三脚にカメラをセットしたら、構図を決めてシャッタースピードを確認します。確認の仕方は、ピントを合わせたい場所にAF枠を重ねてシャッターボタンを半押しします。すると画面にシャッタースピードが表示されますので、納得のいくところまで調節します。シャッタースピードは慣れるまでは、1秒から6秒あたりで設定してみます。これはダイヤルでF値を設定します。慣れてきたら、より遅いスピードで撮影してみましょう。シャッタースピードを設定できるモードは、絞り優先モードやシャッタースピード優先モードです。これらは最長30秒までです。より遅いシャッタースピードにするなら、バルブモードにします。
撮影の仕方を習得したら、スローシャッターに適した時間帯に撮影すると、より臨場感溢れる不思議な写真を撮ることができます。おすすめの時間帯は、光りが強すぎない日の出前後や日没前後です。そして動いているものととまっているものが画面に同時にある状態がスローシャッターの撮影効果が発揮されます。
スローシャッターで撮影するとはどういう写真が撮れるのでしょうか。通常の設定で撮影すると、肉眼で見たままの写真が…